倒産リスクを判別する格付ロジックを改定 ~景気回復/原材料高騰など企業に明暗、相対する影響をロジックに反映~
与信管理のリスクモンスター、倒産リスクを判別する格付ロジックを改定
~ 景気回復/原材料高騰など企業に明暗、相対する影響をロジックに反映 ~
法人会員向けに与信管理クラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:藤本太一、以下リスモン)は、2024年6月16日(日)に倒産判別力の改善が見込まれる「RM格付ロジック」改定を実施することをお知らせいたします。
RM格付は、企業を6段階のA格~F格(細分化を含めると9段階)に分類した倒産に特化した与信管理指標であり、その倒産判別力(※)は90%超を維持し高い精度を誇っています。
今回実施する「RM格付ロジック」改定により、倒産判別力0.2ポイントの改善を見込んでいます。
※倒産判別力とは、倒産件数に占めるRM低格付(E格・F格)の割合を示す。
昨今の日本経済はインバウンド需要の回復や日経平均株価が史上最高値を更新するなど明るい兆しも見られます。一方で、ウクライナやイスラエルの情勢不安の長期化、急激な円安進行や物価上昇など、国内外に多くのリスク要因があり、経済全体の動向には注意が必要な状況が続いています。
また、賃上げ機運の高まりや日本銀行によるゼロ金利政策の解除など、目まぐるしく変化する企業の事業環境下においては、商品・サービス価格戦略の見直しやDX推進の取り組み有無の差によっても企業存続・倒産の明暗が分かれます。これらの時代変化を踏まえた企業評価基準の見直しが必要であることから、RM格付ロジックの改定を実施いたします。
日本企業が厳しい経済情勢下で “攻めの取引” を続けるために、リスモンはRM格付精度の維持・向上を続け、お客様へ与信管理の新しいスタンダードを提供してまいります。
改定のポイント
(1)倒産確率の適時化
経済環境や景気動向の変化により、倒産のトレンドは常に変化しています。下表のとおり、2023/4から2024/3の1年間で比較しても、各財務指標における要警戒水準の倒産確率も変化が生じていることが分かります。これらの倒産トレンドの変化に対応するために、定期的に倒産実績の集計を行い、格付と倒産確率の乖離が生じないように調整を行っています。
(2)定量分析の強化
今回の改定では、収益性分析を強化しています。直近決算における収益状況の分析だけでなく、複数決算期にわたる中期的な収益推移に注目し、評価の適正化を行いました。分析結果を踏まえ、倒産判別力の改善が見込まれることから、評価ロジックを改定し、格付精度の向上を図ります。
RM格付とは
独自のデータベースを活用して企業を信用度合いに応じてA~Fの6段階(細分化を含めると9段階)で格付けしています。この格付は、累計100万社の倒産分析データにより裏付けられた倒産に特化した独自指標であり、A格は倒産確率が低く、F格は倒産確率が高い企業となります。企業審査のプロフェッショナルであるリスモンにより格付けされた6段階の分かりやすい指標であることから、取引判断の効率化・迅速化が図れるとご好評をいただいています。
また、「RM格付」の倒産判別力は会員へ毎月公開し、その精度の高さをご評価いただいており、約7,500の会員企業に採用されています。
リスクモンスター株式会社について
2000年9月設立。同年12月よりインターネットを活用した与信管理業務のアウトソーシングサービス、ASPクラウドサービス事業を開始しました。以来、法人会員向けビジネスを要として、教育関連事業(定額制の社員研修サービス「サイバックスUniv.」)やビジネスポータルサイト事業(グループウェアサービス等)、BPOサービス事業、海外事業(利墨(上海)商務信息咨詢有限公司)にサービス分野を拡大し、包括的な戦略で事業を展開しています。
リスモングループ法人会員数は、2024年3月末時点で14,007(内、与信管理サービス等7,498、ビジネスポータルサイト等3,074、教育事業等2,964、その他471)となっています。
【会社概要】
社名:リスクモンスター株式会社
本社所在地:東京都中央区日本橋2-16-5 RMGビル
代表取締役:藤本 太一
設立:2000年9月
上場区分:東証スタンダード市場(証券コード:3768)
HP:https://www.riskmonster.co.jp/
本件に関するお問合せ先
リスクモンスター株式会社 カスタマーセンター 広報担当
〒103-0027 東京都中央区日本橋2-16-5 RMGビル
TEL: