与信管理教育の進め方　（２）与信管理教育の実施方法

2017年06月15日

（１）ＯＪＴ（On-the-Job Training）

通常「職場内訓練」と訳されます。従業員は担当する業務に就いたまま、業務を通じて訓練を受け、業務を行う上で必要となる能力を習得します。現場の上司・先輩社員が実際に作業をし、従業員と試行錯誤を繰り返しながら伝えていく方法が取られることが一般的です。

従来、OJTが教育訓練の基本とされてきましたが、終身雇用を前提としない今日では、全てをOJTでまかなうはコストがかかりすぎるとの考え方も広がっており、リスモンでは集合研修やｅラーニングなどと組み合わせた研修をお勧めしております。

（２）集合研修

専門の講師と受講者が実際の教室に集まり、講義と実習(または演習)を行います。その場で受講者が疑問点を解消することができるなど、高い教育効果が期待できます。また実物を見たり、討議したりの研修も可能であるため、臨場感を味わうことができます。

リスモンでは、与信管理士などの専門スタッフを派遣し、社員の方々を対象とした与信管理研修を実施します。「決算書の見方」や「営業担当者のための基礎講座」など、実務に即した内容を分かりやすく説明します。また、若手向け、管理職向けなどご要望に応じて講義内容をカスタマイズすることも可能です。

（３）ｅラーニング

インターネットを利用し、パソコンやスマートフォンの画面を通じて学習するものです。遠隔地にも教育を提供できること、受講者の時間の調整が必要ないこと、学習状況の進捗が管理できること、テストやレポート機能で到達度が把握できることなどが特長です。最近では企業の社内研修に広く用いられるようになっています。

リスモンは、教育・研修サービス「サイバックスUniv.」を運営しており、与信管理の会員様には約300のラインナップの中から以下の３講座を会費内で公開しております。１社300名まで無料にて教育・研修にお役立ていただけます。

・与信管理・債権回収の入門講座

・営業のための法律知識基礎講座

・企業経理基礎講座

以下の２講座は、与信管理ｅラーニングとしてリスモンが制作したコンテンツです。是非ご活用ください。

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①与信管理・債権回収の入門講座

一人の若手営業マンの奮闘ぶりを描いたマンガとともに進んでいく基礎講座です。また各章の冒頭で、与信管理業務全体の中でどの部分を学習しているのかを図示もしていますので、常に具体的なイメージを持ちながら取り組めます。

②実践！与信管理・債権回収のノウハウ

審査担当者や営業部門の中堅クラス以上の担当者に必須となる債権保全・回収の実務知識が中心となった応用講座です。与信管理の総合的な方法を理解し、実務に活用できる保全・回収の具体的なノウハウを詰め込んだ内容となっております。

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（４）書籍

与信管理の知識定着と実務サポートのためには、書籍を手元に置いておくことがやはり最適と言えます。リスモンでは各レベルにある担当者に適した書籍を刊行しております。

・与信管理論（第２版）

与信管理業務を制度の構築と運用、企業買収、信用情報の収集、定量・定性・商流分析、契約と担保、債権の保全・回収といった重要要素に分解したうえで、与信管理に関する考え方や実務手続、雛型を網羅的に解説しております。与信管理担当者のバイブルとして管理部門の管理者、担当者様にお勧めできる一冊です。

・リスクはじきに目を覚ます（第２版）

与信管理体制の構築、運用方法まで、独自の格付システムで企業の与信管理のあり方に一石を投じた当社ならではの実践的な指針を満載。内部統制への整備が迫られる中、この一冊で企業が取り組むべき与信管理のすべてが分かります。現場の担当者必携の書です。

・取引先リスク管理Q&A

リスモンが長年の与信管理コンサルティングにおいて会員様から寄せられた質問を頻出順に並べ、Ｑ&Ａ形式でわかりやすく解説しています。

与信管理に携わって最初にもつ疑問や悩みに答えるものとなっており、与信管理の初心者向けの書籍です。

・事例にみる信用取引トラブル解決集

実際に発生した国内取引、海外取引の倒産・トラブル事例を集め、合計23ケースの概要、経緯から対応と結末、ポイントについて順を追って分かりやすくまとめたものです。本書で損失を被ることなく、実際の失敗事例を追体験していただき、実務の現場でお役立てください。

・サイバックスUniv.　　　　 eラーニングと公開研修あわせて300コース以上が低価格で受け放題

・e-ラーニング　　　　　　　必要なコースを必要な数だけ、必要な時に都度利用できる

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詳細はサービス紹介ページ　[社員研修支援]　からご覧ください。