与信情報分析のスペシャリストへの道①【リスクモンスター】
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リスクモンスター株式会社 メルマガ事務局
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りすもん与信管理講座
「リスモン独自の機能紹介 (第1回)~プレイバックモンスター」
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今回から4回にわたり、他社にはないリスモン独自の機能をご紹介します。
第1回は「プレイバックモンスター」をご紹介します。
与信管理のご担当者様に共通のご希望として、
「情報の変遷を一目で確認したい」「3期分といわずもう少し長期のデータが欲しい」
というお声をよく耳にします。
そこで登場するのがプレイバックモンスターです!
プレイバックモンスターでは、与信判断に必要な「定性情報」と「定量情報」
の推移を最大15期分の履歴を一覧表示しますので、
一般的に多い「3~5期のデータ分析」ではわからなかった、
企業の中長期的な傾向を確認することができます。
第1回は、定量情報の分析に着目して講義を進めて参ります。
売上高はキャッシュフローを把握するために非常に重要なデータです。
企業は入ってきた現金から、仕入、給料などの経費を支払い、借入返済を行い、
不足した分をまた新たに借入で補うというサイクルで資金繰りを行っています。
当然、売上高の減少は注視すべきポイントですが、どのタイミングで売上が
減少しているのかを確認することも大切です。直近5期の売上が横ばいであれば、
一見安心できそうですが、6期前に大きく売り上げを落としているかもしれません。
そのタイミングと円安が重なっていれば「あの会社は円安時には危ないな」
という分析をおよび予見することができます。
利益については、赤字の場合はもちろん注意するべきですが、
利益を黒字計上していたとしても、すなわち好調な企業とは言えない場合もあり
ます。売上高に比して利益水準が低い場合は注意すべきであり、
利益数字が小さい(100万円以下が続いている)場合は粉飾して何とか黒字を
捻出している可能性もあるため、実質赤字状態となっていることを疑う必要があります。
一方で長年、売上高や利益の数字に変化がない場合も注意すべきです。
商売は浮き沈みがあって当たり前です。その動きがないのは不自然であり、意図
的に操作している場合があります。
また、切りのよい数字で表示されている場合も信憑性が低いです。
これは、売上高を電話などで聞き取り調査をする際に、細かい金額まで開示さ
れなかったことを示します。
また、数字が非開示となっている場合も注意が必要です。大幅減収や赤字決
算であることを隠すために、開示しないことも多いからです。この場合も、
いつ非開示になっているかを確認することが大切です。10年間も非開示が
続いていれば「この会社は決算書を開示しない社風なのだな」という判断ができますが、
あるタイミングで非開示になっていると、業績の悪化を懸念するべきです。
以上のように、3~5期のデータが問題なく思える場合でも、
懸念が潜んでいることが大いにあります。
さらに過去からの推移をみると、より正確な判断を行うことができるようになります。
では実際にプレイバックモンスターを用いた分析方法をご覧いただきましょう!
今回ご紹介したプレイバックモンスターは「e-与信ナビ」の機能です。