審査部門の予算策定術(4)~リスクを減少させる具体的な対策について~

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リスクモンスター株式会社 メルマガ事務局

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審査部門の予算策定術(4)~リスクを減少させる具体的な対策について~

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 会社経営において、投資はできるだけ効果を考えて行い、経費は最小限に

抑えることが重要課題です。審査部門においてもこれは同様です。

 どれだけのコストをかけるのか、経営上の決定事項ですが、少しでも審査部門の

考えや、ビジネスの成長につなげるために審査部としてやるべきことを経営者側に

明確に伝えることで、その意思決定に関与または影響を与える道を探るべきです。

コスト削減するだけがよいことではないのは自明です。

 1月~2月にかけて全8回に渡り、自社の与信リスクの現状を示しながら、

審査部門として機能を果たすために必要な予算をどう獲得するか、あるいは

どう使っていくかを一緒に考えたいと思います。今回は、取引の際に、リスクを

減少させる具体的な対策についてお話します。

2.年間計画を立てましょう

(2) 取引先の管理手法を決めましょう~リスクを減少させる具体的な対策について~

 目標が設定できたら、その目標を達成するために与信リスクを具体的に減らし

ていく手だてを考えることとなります。

 全ての取引先に同じ管理手法を取ることは現実的ではありません。優先順位をつけ、

リスクが高く集中管理すべき先を選別する必要があります。リスクを減少させる具体的な

対策は、以下のようなものが挙げられます。

① 情報取得の強化

 取引先の状況把握を強化することでリスクをミニマイズします。決算書(場合に

よっては法人税申告書、月次決算書、資金繰り表など)の提出、訪問レポートの提出、

信用調書またはよくばりPDFの取得などが挙げられます。

② 基本契約書の締結

 低格付先は、支払遅延などの問題が発生した場合にすぐに対処が取れるように

債権者である自社に有利な条項を盛り込んだ基本契約を締結します。交渉が難航

しそうな場合は、注文書などの個別契約に特約を記載するようにします。

③ 担保の取得

 資産背景のある代表者一族やグループ会社から連帯保証を取得したり、現金・

不動産・有価証券・在庫・売掛金などを担保取得したりすることで万一の際の

リスクを減額します。

④ 相殺原資の創出

 取引先の商品を購入する(仕入れる)ことで買掛金を保有し、万一の際の相殺原資

作ります。契約による担保取得ではありませんが、実質的に担保の役目をします。

⑤ 第三者保証の活用

 保証会社に保証料を支払うことで、取引先に倒産または支払遅延が起きた場合に

未回収分を保証会社に請求することができます。実質的な利益率は下がりますが、

①~④の方法が取れない取引先については検討するのも手です。

⑥ 商流の変更

 取引先に対して与信が発生しないよう、商社・代理店経由で販売する、ユーザーに

直接販売して手数料を支払うなどの形で取引ルート(商流)を変更することでリスクを

なくしてしまいます。

 リスクモンスターでは、国内4社、海外3社の信用調書を会員様特別プライスで

ご提供しています。また、リスモンならではの情報が安価でご取得いただける

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【リスモン国内調書サービス】

 国内信用調書での提携先は以下4社。それぞれ調査会社に特長があり、取引先の業界や

調査ニーズに合わせて会社を選択することができます。

 調査を急ぐ場合は速度料費用が発生し、通常の新規調査は3週間から1ヶ月、

「超々特急」では2週間程度の日数を要します。また、調査にかかる費用はチケット制など

ではなく調査ごとに請求が発生する為、コスト管理が明瞭です。

 

・東京商工リサーチ(全国全業種が可能)

・レンゴー調査(住宅・工務店関係の調査に強い)

・東京信用調査(小回りが利き、ニーズに合わせた調査が可能)

・信用交換所グループ(繊維・アパレル業界に強い)

◆国内新規調査の特徴

・現状を調査することが可能で、貴社独自の調査要望を加えることができます。

※対象先の開示姿勢にもよりますので、かならず要望に応じられるとは限りません。 

・基本料金に加えて実費(謄本料・交通費など)がかかります。

・速度料費用は3千円~1万円程です。

  

◆国内調書コピー(以前作成された調書の既調)の特徴

・会員サイト上でコピーの有無を即時に確認することが出来ます。

・コピーは即時~2営業日ほどで納品が可能です。

・調査日に応じて(調査日が古くなると)、より安価で取得が可能です。

【よくばりPDF】

 「よくばりPDF」はリスクモンスター企業データ詳細内各項目(決算データ、銀行、

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独自のPDFファイルです。

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【リスモン海外企業調査】

 リスモン海外信用調書での提携先は以下3社。対象国や調査速度、翻訳の要・不要などで

費用の差があります。リスモンでは特に中国調書に関しては現地の調査会社と提携しており

安価でのご提供が可能です。国内調査同様、調査にかかる費用はチケット制などではなく

調査ごとに請求が発生する為、コスト管理が明瞭です。

・JSBIZ(ジェイエスビズ)信用調書 サンプルはこちら(PDF:900KB)

・ストラテジック・デシジョン・イニシアティブ株式会社 サンプルはこちら(PDF:900KB)

・信用交換所グループ(エクスペリアン海外信用調書)サンプルはこちら(PDF:900KB)

◆リスモン中国調書の特徴

 リスモンでは特に中国調書に関しては、現地の調査会社と直接提携しており安価での

ご提供が可能です。JSBIZ信用調書の対象先は、台湾と香港を除く中国本土の企業

のみとなりますが、リスクモンスターが分析したRM格付を付与し翻訳無料にてご提供

しております。今まで難しかった海外企業の評価レベルの比較に役立ちます。

 

◆その他の国の調査

 中国以外の調査に関してもSDI社・信用交換所グループでほぼ全域をカバーして

います。事前の相談や対象先に合せたおすすめの調査会社の選択などもリスモンを通じ

て申込をおこなうので安心です。 

より精度の高い企業分析にお役立てください。

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