調査結果発表:第1回 「お金が貯まる人のライフスタイルアンケート」調査(リスモン調べ)
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リスクモンスター株式会社
データ工場
金融広報中央委員会発表の令和二年度 家計の金融行動に関する世論調査によると、二人以上世帯における金融資産の保有額の中央値は650万円、単身世帯の貯金額の中央値は50万円であった。
今回、リスクモンスターが独自に行った第1回「お金が貯まる人のライフスタイルアンケート」(2020 年12 月14日~ 12 月15日実施)は、属性とライフスタイルの観点から、お金が貯まりやすい人のライフスタイルについてアンケート集計したものであり、500 人からの回答が得られた。
現在の貯金額 (株式などの金融商品を含める、不動産資産を除く)について調査したところ、全体の中央値は300万円となり、全体の51.4%が「300万円以上」の貯金を有している結果となった。また、「3,000万円以上」の高額貯金者が8.0%存在している一方で、「0円(無貯金)」も16.0% 存在している。
属性別では、男女における貯金額に大きな差はみられなかったものの、未既婚別では、「既婚者」(貯金額中央値400万円)の方が「未婚者」(同200万円)よりも貯金額が多く、年代別では60代(同800万円)が20代(同106万円)を大幅に上回り、年代が高いほど貯金額も多い結果となった。
ライフスタイル別の調査では、「日常的に運動をしている」(同400万円)方が「日常的に運動をしていない」(同200万円)より貯金額が多く、特に水泳やゴルフをする人の貯金額が多い結果となった。さらに、平日の平均睡眠時間別では、「6時間~7時間」(同400万円)の貯金額が最も多く、「朝食を食べる」(同300万円)は、「朝食を食べない」(同100万円)より貯金額が多い結果となった。
本調査の範囲においては、結果として、「日常的に運動」しており、5時間~8時間の「十分な睡眠」を取り、しっかりと「朝食を食べる」という、規則正しい健康的な生活習慣を築いている人の方が貯金額は多い傾向が表れた。もしかしたら、規則正しい生活を送っている人の方が、不規則な生活をしている人よりも、計画的な貯金が出来ていたり、余計な出費が発生しにくかったりするということがあるのかもしれない。今よりも貯金額を増やしたいという方は、本調査に表れた傾向を参考にした生活習慣作りを試してみてはいかがだろうか。
アンケート回答者の属性
[Q1]現在の貯金額はいくらですか?
現在の貯金額(株式などの金融商品を含む・不動産資産を除く)について調査したところ、全体の貯金額中央値は300万円となり、金額レンジ別では「100万円以上300万円未満」(回答率 18.8%)が最も多く、次いで「1,000万円以上3,000万円未満」(同18.4%)、「500万円以上1,000万円未満」(同16.0%)、「0円」(同16.0%)と続いた。
未既婚別では、既婚者(貯金額中央値400万円)の方が未婚者(同200万円)よりも多くの貯金を有しており、貯金額3,000万円以上の高額貯金の割合も、「既婚者」(回答率10.9%)の方が「未婚者」(4.4%)よりも高くなっている。
年代別では、60代(貯金額中央値800万円)が最も多く、50代(同500万円)、40代(同300万円)と続いており、年齢層と貯金額の多寡に相関性がうかがえる結果となった。(図表A)
[Q2]日常的に運動をしていますか? / 日常的にどのようなスポーツをしていますか?
日常的に運動しているかについて調査したところ、日常的に「運動していない」(回答率64.2%)が日常的に「運動をしている」(同35.8%)を上回った。
日常的な運動の有無別の貯金額では、日常的に「運動している」(貯金額中央値400万円)人の方が、日常的に「運動をしていない」(同200万円)人よりも多くの貯金を有している。
スポーツ種目別の貯金額について集計したところ、「水泳」(貯金額中央値1,500万円)が最も多く、次いで「ゴルフ」(同 900万円)、「スポーツジム」(同 800万円)と続いた。(図表B)
[Q3]平日の睡眠時間は何時間ですか?
調査対象者の平日における睡眠時間は、「6時間~7時間」(回答率34.0%)が最も多く、次いで、「5時間~6時間」(同 31.4%)、「3時間~5時間」(同 15.0%)であった。
睡眠時間別の貯金額は、「6時間~7時間」(貯金額中央値400万円)が最も多く、次いで「7時間~8時間」(同 300万円)、「5時間~6時間」(同 260万円)と続いた。(図表C)
[Q4]朝食は食べますか? / 朝食は和食派ですか?洋食派ですか?
朝食を食べているかについて調査をしたところ、朝食を「食べる」(回答率83.4%)が、朝食を「食べない」(同16.6%)を大きく上回り、日常的に朝食を「食べる」(貯金額中央値300万円)の方が日常的に朝食を「食べない」(同100万円)よりも多くの貯金を有する結果となった。
また、朝食の嗜好について尋ねたところ、「和食派」(回答率44.2%)、「洋食派」(同 39.2%)、「朝食は食べない」(同 16.6%)の順となった。
朝食別の貯金額は、「洋食派」(貯金額中央値375万円)、「和食派」(同 300万円)、「朝食は食べない」(同100万円)の順となった。(図表D)
■リスモン調べ動画
今回発表の調査結果について、「お金が貯まる人のライフスタイルアンケート」動画を作成しました。2人のコメンテーターの掛け合いによる解説をお楽しみいただけます。
掲載サイトよりご覧ください!https://youtu.be/y5f0uKMRey4