調査結果発表:第1回「通勤時間の仕事活用実態」調査 (リスモン調べ)

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リスクモンスター株式会社
データ工場

テレワークが普及し、通勤そのものが減少している状況にあるものの、まだまだ仕事と通勤は切り離せない状況にある中、ビジネスパーソンが通勤時間をどのように仕事に活用しているかを調査するために、通勤時間の仕事活用実態調査をしたところ、800人から回答が得られた。

今回の調査によって、「通勤時間に仕事またはその準備をしている(以下、仕事をしている)」と回答した人は、ビジネスパーソンの5人に1人に留まり、約8割は「仕事をしていない」ことが明らかとなった。
「仕事をしている」割合としては、通勤時間が「60分以上」では、4人に1人が仕事をしていることがわかり、通勤時間が長い人ほど、仕事の時間として有効活用している様子が表れている。

会社までの通勤時間が短い「30分以内」では、電車以外にも徒歩や自転車、自動車通勤などスマートフォンを扱いにくい通勤手段が想定され、通勤時間中の仕事内容については、「仕事の振り返り」や「仕事の段取りの計画」といった、通勤手段に関わらない仕事をしている傾向がみられた。通勤時間が長くなるとスマートフォンで作業可能な「メール、チャットの返信」、「情報収集」などの仕事をする割合が増え、「60分以上」においては、パソコンでの作業が想定される「資料作成」、「会議、プレゼン、商談等の準備」をしている人が増える傾向がみられる。
また、通勤時間に仕事をしている人は、仕事以外の時間の過ごし方として「Webニュースチェック」をしている割合が高く、勤務の前後に世間のニュースを確認している様子がうかがえる。

今回の調査により、ビジネスパーソンの5人に1人は通勤時間を仕事に活用していることが明らかになったが、通勤時間をリラックスの時間と捉える人もいれば、仕事をスムーズに進めるための準備時間と捉える人もいて当然であり、通勤時間に仕事をすることについて単純に良し悪しを問うことは難しい。ただ、通勤時間を如何に有効活用するかによって日々の充実につなげている、という面では、どちらも有効な時間の使い方と言えよう。
1日に片道1時間の通勤時間が生じていれば、年間でおよそ500時間の通勤時間が生じており、社会人40年間では20,000時間(=2年間超)を通勤時間に費やしていることとなる。現在、通勤時間を有効活用できていないと感じる方は、自身の生涯通勤時間を想定し、その有効活用の道を探ってみてはいかがだろうか。

 

[Q1] 通勤時間の仕事(準備含む)実施状況を教えてください。

ビジネスパーソンを対象に、通勤時間に仕事またはその準備(以下、仕事をしている)をしているか調査したところ、「仕事をしている」は21.0%となり、約8割は「仕事をしていない」ことが明らかとなった。(図表A)
い」と回答する一方で、通勤時間が「60分以上」では、4人に1人が「仕事をしている」(回答率26.1%)結果となり、通勤時間が長いほど仕事をしている割合が高い傾向がみられた。
(図表B)

 

 

 

[Q2] 通勤時間に実施している仕事(準備含む)の内容を教えてください。

通勤時間に仕事をしている人に対し、その内容を調査したところ、「メール、チャットの返信」(回答率39.9%)が最も多く、以下、「情報収集」(同37.5%)、「仕事の段取りの計画」(同28.6%)と続いた。
通勤時間別では、「30分未満」において、「仕事の振り返り」(同33.9%)や「仕事の段取りの計画」、「メール、チャットの返信」(各同30.5%)が多く、通勤手段に関係なく実施できる作業や短時間で完了する作業が行われている傾向がみられた。
また、「30分~60分」では、「情報収集」(同44.4%)や「メール、チャットの返信」(同34.9%)など、スマートフォンでも完結する作業を中心に行われているのに対して、「60分以上」になると、約半数が「メール、チャットの返信」(同58.7%)や「情報収集」(同47.8%)を実施しているほか、「会議、プレゼン、商談等の準備」(同34.8%)や「資料作成」(同32.6%)など、パソコンの使用が想定される作業についても実施者が多くなることが顕著に表れており、通勤時間と仕事の内容に関係性がうかがえる結果となった。(図表C)


 

[Q3] 通勤時間に仕事(準備含む)をしている人の仕事以外の主な過ごし方を教えてください。 

通勤時間に仕事をしている人に対し、仕事以外の主な過ごし方を調査したところ、1位「Webニュースのチェック」(回答率31.5%)、2位「音楽鑑賞・ラジオ聴取」(同21.4%)、3位「SNSチェック・投稿」(同17.3%)となり、「Webニュースのチェック」は通勤時間に関わらず、最多の回答率となった。(図表D)
概ね、どの項目においても、通勤時間が長くなるにつれて、実施割合も高くなる傾向が表れているが、「考え事」や「運動・ストレッチ」においては、「30分未満」における実施率が最も高くなっており、それらについては、短時間で行えたり、徒歩通勤などの中で取り組めたりすることが、その要因と考えられよう。

 

 

■調査の概要
1. 調査名称 :  第1回 「通勤時間の仕事活用実態」調査

2. 調査方法 :  インターネット調査

3. 調査エリア:  全国

4. 調査日  :  2023年12月1日(金)~2023年12月4日(月)

5. 調査対象者:  有職者の20~59歳の男性400人、有職者の20~59歳の女性400人

6. 有効回収数:  800サンプル

 

■リスモン調べ動画
今回発表の『通勤時間の仕事活用実態調査』はYouTubeの「リスモンちゃんねる」でもご覧いただけます。
 https://youtu.be/qcFiIK4Db4U

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