リスモン会員調査報告No.2~多くの企業が2017年の倒産増加を予測!~
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リスクモンスターでは、毎年会員企業様にアンケート調査へのご協力をお願いしており、
アンケートでいただいたご意見をサービスに反映いたしております。
今年度は11月に実施いたしましたが、多くの会員企業様にご協力をいただきました。
本調査では、サービスに関する満足度だけではなく、会員企業様の与信管理の
状況等のデータ集計も行っており、ご協力いただいた会員企業様へは集計結果を
分析したレポート資料を作成しご提供しております。
そこで、皆様の与信管理の戦略策定にお役立ていただけるように
本調査のレポート資料の一部をピックアップし、他の企業がどのような与信管理を
行っているのかを解説していきます。
前回は、各社の与信管理予算の動向について記載しましたが、
2回目の今回は、与信管理担当者が感じる景況感についてフォーカスします!
< 設問 2.> ——————————————
『2016/9時点で2015/9時点と比べて貴社の景況感は、どのように変化しましたか?』
選択肢 ① 良くなった ② 悪くなった ③ 変わらない
——————————————————–
< 回答>
①良くなった 18.9%
②悪くなった 21.6%
③変わらない 59.5%
回答は以上であり、「景況感はよくなった」と回答した企業の割合と
「景況感は悪くなった」と回答した企業の割合の差(景況感DI)は、
マイナス2.7となりました。
前回調査時のDIは、プラス6.2でしたので、8.9ポイントも下回る結果となりました。
与信管理意識の高いRM会員がよりいっそう景気の後退感を敏感に感じている
ことがうかがえる結果となりました。
第1回調査からの推移においては、
「宿泊業、飲食サービス業」で景況感のV字回復が見受けられる一方、
運輸業、卸売業、小売業、製造業で悪くなったとの回答が特に多くなっており、
全体的には景気の失速感が表れた結果となりました。
< 設問 3.> ——————————————
あなたは、今後1年(2017年9月まで)で企業倒産数がどのように推移すると思われますか?
選択肢 ① 大幅に増加する ② 若干増加する ③ あまり変わらない
④ 若干減少する ⑤ 大幅に減少する
——————————————————–
< 回答>
① 大幅に増加する 1.5%
② 若干増加する 40.4%
③ あまり変わらない 50.7%
④ 若干減少する 7.1%
⑤ 大幅に減少する 0.3%
2017年度の倒産動向予想については、「倒産数は増加すると思う」(回答率41.9%)が
「倒産数は減少すると思う」(同7.4%)を大幅に上回る結果となりました。
昨年度と比較すると、「倒産数は増加すると思う」は39.5%→41.9%と2.4ポイント上昇し、
「倒産数は減少すると思う」は13.4%→7.4%と6.0ポイント減少と倒産動向については、
悪化するとの予想を強めています。
これら2つの調査項目から景気の後退感を感じておられることが分かりましたが、
その中で前回のメルマガでも記載しました通り与信管理予算は増加傾向にあるとの
結果が出ております。
景気が後退しているからといって取引に消極的になっては、企業が成長することは
できません。景況が厳しくなる中でも、確実に業績を伸ばし、競業先との競争に
打ち勝つため、与信管理を強化する弊社会員企業様の姿勢が結果にも表れた
形となっております。
倒産件数が少ない今、余裕があるうちに
有事に備えるため予算をかけて与信管理を強化していくことが重要となります。
リスクモンスターへ与信管理をお任せいただければ
与信判断に最適な格付情報の提供だけではなく、
企業の経営状況に合わせた、与信管理研修や規程の見直しをはじめとした
与信管理体制の構築をすることができますので、費用対効果を最大化したうえで
ワンストップで与信管理の強化が実現できます。
与信管理のワンストップサービスはコチラ
http://www.riskmonster.co.jp/service/
是非ご覧の上、気になるサービスがございましたらお気軽にお問い合わせください。