取引先の与信限度の見直し方法No.04~審議者必見!与信限度見直し時のチェックポイント~

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 取引先との取引を継続するに当たっては、当該取引先の信用力を定期的に診断し、

与信リスクが変動していないか、取引内容にあった与信限度となっているか、決裁

された条件で取引されているかなどを点検し、適切な与信限度を設定することが必要です。

 7月から9月まで全11回に渡って、与信限度の定義と与信限度の見直し手順、

また与信管理を効率化かつ強化するルール設定法について説明します。

 今回は『与信限度の審議』のチェック項目をお教えします。

 審議を行う管理部門は、申請書を受け取った後、申請内容を十分に検討し、

必要に応じて営業部門に追加資料の提出を求め、あるいは独自の調査を行い、

その審議意見を付したうえで決裁権限者に回付をします。

 管理部門による独自の調査が必要な場合、営業部門はその調査に全面的に

協力します。管理部門は真偽に際し、取引先または取引条件に問題があると

判断したときは、営業部門に対して当該申請の中止または変更を勧告します。

 与信限度の審議時は与信先の経営に内容の精査に加え、以下のような

取り組み内容に関するチェックも同時に行います。

■与信先の審議時のチェック事項

・自社の取引シェアが高まっていないか

・決済条件や取引条件が守られているか

・取得担保の価値が変化していないか

・担保維持に必要な書類を入手できているか

・取引基本契約は有効か

・注文書・納品書など取引を証明する書類は作成されているか

・その他信用不安情報が流れていないか

 しかし、全ての与信先について上記のような審議を実施することは

管理部門の工数が大きく咲かれてしまう結果になります。大切なのは

リスクが高い先に対して実際にリスクを減らす動きを行うことなのです。

リスクモンスターのポートフォリオサービスなら

格付ごとに3つのラインを引き、リスクに応じて管理領域をわけ、1社1社

マッピングしていくことで取引先のリスク構成を見える化することができます。

 管理領域ごとに与信の対応を決めることで、貴社に最適な与信管理ルールを

構築することができます。

 この管理領域を加味したうえで、チェック事項を確認し審議をしていくことで、

より強固な与信管理体制を構築することができます。

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