取引先の与信限度の見直し方法No.02~与信限度期限の見直し方法~
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取引先との取引を継続するに当たっては、当該取引先の信用力を定期的に診断し、
与信リスクが変動していないか、取引内容にあった与信限度となっているか、決裁
された条件で取引されているかなどを点検し、適切な与信限度を設定することが必要です。
7月から9月まで全11回に渡って、与信限度の定義と与信限度の見直し手順、
また与信管理を効率化かつ強化するルール設定法について説明します。
今回は『与信限度期限』の見直しの方法にお教えします。
与信限度の期限は、最長1年間とするのが一般的です。見直し時期は、取引先から
決算書を取得することができる時期を勘案し、決算期の6ヵ月以内で設定することが
適当です。集中管理対象の取引先は3ヵ月以内に見直す、年2回見直すなどの対応を
取ることで、管理レベルを上げることもできます。
与信限度の申請見直しを継続的に行うことで、取引先の経営内容や取引内容に
対するリスク分析を進めることができ、回収可能性を高めることができると同時に、
問題が発生した場合の回収成果を飛躍的に向上させることができます。
しかし、いざ与信限度の期限の管理をしようとしても、期限管理のフローが
整備されていないがために、期限切れが発生してしまい、見直しがされないまま、
リスクが増大してしまうケースもあります。
与信限度期限の管理はExcelファイルでのリスト上の管理にのみで、期限が
到来しているかどうかの判断は担当者がリストを目で見て確認していることが
多く、漏れが生じてしまうこともあります。
人の目でリストを確認していくのは手間も時間もかかりますし、ミスも発生しやすく
なりますので、自動的にアラーム通知が出るようにシステム化し、効率的かつ
正確に行う必要があります。
与信限度期限の確認に時間を割くのではなく、次のステップの与信限度の申請見直し
に注力することで、与信管理の精度を向上させることができます。
リスクモンスターの『e-管理ファイル』では企業ごとの与信限度期限を登録でき、
期限が近づくとメールでのアラーム通知をシステム的に行うことが可能となります。
企業ごとに1社ずつ与信限度期限を登録することはもちろん、CSV形式ファイルで
一括で登録できますので、『e-管理ファイル』への登録作業はカンタンに行えます。
『e-管理ファイル』へ、企業のごとの与信限度期限をご登録いただきますと、毎月1日に
限度期限切れの企業が当月・翌月・翌々月と分類され、ご登録いただくメールアドレスに
それぞれ何件あるのかのアラーム通知のメールが届きます。
≪メールサンプル画面≫
届いたメールのリンクから『e-管理ファイル』にログインいただき、「推奨検索」機能にある、
「与信限度期限が近い企業」を選択して絞り込みを実行していただくだけで、与信限度期限
見直しの対象企業を特定することができます。
『e-管理ファイル』をご活用いただくことで、手間のかかる限度期限確認の作業を
効率化するだけでなく、与信限度期限の管理を正確に行うことができるため、与信管理の
精度の向上につながります。
与信限度期限の管理ができる『e-管理ファイル』の詳細についてはコチラ