与信管理講座「与信管理・債権回収の入門講座」(第1回)
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リスクモンスター株式会社 メルマガ事務局
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与信管理講座「与信管理・債権回収の入門講座」 第1回
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今回から5回にわたり、リスクモンスターのe-ランニング・コンテンツである
「サイバックスUniv.」において、与信管理の研修ツールとして好評いただいて
おります「与信管理・債権回収の入門講座」の中から、代表的なテーマをご紹介
してまいります。
最後に、テーマに関する設問を掲載しておりますので、是非ともチャレンジいただき
ますよう、お願いいたします。
第1回 与信管理の目的を理解しよう
1.与信管理の直接の目的
与信管理を通じて販売代金の回収の確実性を高めていくことは、企業経営における
重要な課題の一つです。与信管理の直接の目的は、焦げ付き被害の回避にあります。
しかし残念ながら、企業倒産がなくなることはあり得ません。しかも、与信取引は避けること
ができず、与信取引を無防備に行えば必ず貸し倒れに遭うといっても過言ではありません。
取引先の倒産による貸し倒れの発生は会社の業績・財務内容を悪化させ、さらには
管理面の甘さから対外信用も低下させ、確実に会社の体力をむしばみ、最悪の場合は
自らも倒産してしまうことにもなりかねません。
従って、『取引先を分析し、自社の業績面、財務面を考慮して焦げ付きが発生したとしても
許容できる範囲内にリスクをとどめておくこと』が与信管理の直接的な目的となります。
2.コンプライアンス経営の要請
また、最近は法令順守経営(コンプライアンス経営)が求められています。そのため、
不正行為や違法行為を未然に防止し、深刻になる前に発見し、損害を最小限に食い止めるべく、
社内の仕組みを整える必要があります。
不正行為が発覚すると、
① 企業の評判(レピュテーション)やイメージが著しく下がるとともに、
② 顧客離れが進み、消費者による不買運動などが起きると非常に大きな売上の減少を招き、
③ クレーム対応や裁判費用、損害賠償などで多額の費用の負担により業績が悪化し、
④ トップの辞任、社員のモラル低下、人材流出などのリスクも発生する
ことが考えられます。このダメージは焦げ付き発生時の比ではなく、容易に回復できるもの
ではありません。
取引先との間で行なわれる不正行為は、内部的にも外部からもチェックされない構造が
招くものです。つまり、『継続的に取引をチェックする仕組み』を敷くことができれば、
これらのリスクを軽減することができます。そのため、与信管理は不正検知のツールとしても
注目を浴びてきております。
3.与信管理の究極の目的
与信管理の究極の目的は、安心して継続的に取引できる営業基盤を築き、
企業を成長に導くことにあります。焦げ付きを恐れ、取引に消極的になっていては、
売上・利益を獲得することはできず、企業の成長は達成できません。
従って、与信管理を通じて、優良な取引先には大きく与信をして販売を拡大し、
危険な取引先にはなるべく少額の与信にとどめることで利益を多く確保し、
成長の源泉である利益が自社に多く残る体制を作っていくことが求められるのです。
[設問] 与信管理の直接の目的は、〔 〕被害の回避にあります。
A. 焦げ付き
B. 環境
C. 信用
D. 詐欺
(設問の解答は、「与信管理・債権回収の入門講座」をご利用いただき、
ご確認お願いいたします。)
次回は、「第2回 財務分析仕組みを理解しよう」です。
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【編集発行】
リスクモンスター株式会社
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