株式会社ダイフク 様
活用事例

リスモン会員 2002年12月~
RM格付とRM与信限度額を活用した社内ルールを運用することで与信管理を効率化!
導入事例サマリー
導入前の課題
- 当時は取引先に優良企業が多く、社内に与信管理ノウハウがなかった
- 営業部門の与信管理に関する理解が十分ではなかった
- 調査レポート中心の与信審査で取得に時間がかかり、コストもかかっていた
解決策
導入による効果
- 販売先、仕入先与信管理の効率化
- 内部統制システムの確立
- 各事業部門で格付・限度額を見て判断することによる与信管理意識の向上
事業内容
株式会社ダイフク様は、世界20の国と地域に拠点を展開する物流システムのリーディングカンパニーです。コンサルティング、エンジニアリングから設計・製造・据付・アフターサービスまでの一貫体制を構築しており、さまざまな業界の製造・流通分野に保管・搬送・仕分け・ピッキングシステムを提供しています。物流センターで効率的にモノを保管する自動倉庫や早く・正確に商品を取りそろえるピッキングシステム、半導体・液晶パネル製造の搬送・保管システム、自動車工場の組立ラインの搬送システムなど、国内外のお客さまから高い評価と信頼を獲得しています。
リスクモンスターサービスご利用のご感想を伺いました。

株式会社ダイフク CSR本部 法務部
部長 大塚様(右) 係長 戸田様(左)
Q. 導入頂いたきっかけは?
当社の物流システムを導入されるお客さまは、大きな設備投資をされるわけですから、優良な企業が多くなる傾向にありました。
しかし、バブル崩壊を契機に販売先(エンドユーザー)、仕入先、代理店の倒産が増加しはじめ、そのような中で当社の与信管理体制が弱いことを社内で指摘されました。
それまでは調査会社のレポートを購入して審査に利用していましたが、取得に日数がかかっていました。また、調査レポートをすべて読みこなせず、結局、指標しか見ていないといったこともあり、必要以上にコストがかかっていました。
さらに、前述の通り優良な取引先が多かったため、社内に与信管理のルールを構築するノウハウがありませんでした。また、営業部門に取引先が倒産する経験を持つ者も少なく、与信管理に対する意識が低いのが現状でした。
そこで以前から企業調査レポートを入手し、そのレポート内容についての見解を営業部門へアドバイスするなど、いわゆる与信に携わっていた法務部としては、もっと業務を効果的かつ効率的に進めるための新たなツールを導入する必要がありました。財務分析システムも検討しましたが、企業を検索すれば格付と与信限度額が表示されるリスモンのサービスに興味を持ちました。1~2ヵ月のお試しの利用から始めたところ、自社にノウハウが無かった中でリスモンのサービスが簡単で使いやすいという評価になったことから正式な導入を決定しました。
Q.どのような場面でリスクモンスターを利用していただいていますか?
エンドユーザーは規模が大きく、信用面で優良な企業が多いのですが、製品を製造する際の仕入先・外注先や、エンドユーザーとの間に入る代理店は比較的規模の小さい企業も多いことから、倒産も起こりえますので、審査を必要とします。
新規の取引については、リスクモンスターのサービスで提示されるRM格付と与信限度額を基に、取引に関する社内ルールの規定を作成して管理しています。具体的には、前払いや回収サイトなどの決済条件を決めたり、基本契約書における条項を追加するなど、それぞれの与信リスクによって調整を行っています。
既存の取引先については、リスモンのポートフォリオサービスを年に1回利用することで、全体分析を行っています。各取引先の格付と限度額を確認し、前述の社内規定にしたがって、リスクが高い取引先に関してはe-与信ナビを取得することで情報を確認するとともに、与信の見直しを実施しています。
また、リスクモンスターが無料で実施しているゼミナールに参加し、情報の蓄積をしています。法務部が行っている契約書や与信管理についての社内研修で資料を活用させていただいています。
Q.導入によってどのような効果がありましたか?
与信管理の効率が格段に上がりました。以前は各事業部門の担当者が調査レポートを読んでも、的確な与信の対処を取ることが難しかったのですが、現在ではRM格付を見て、各事業部門で判断し対応できるようになったことが非常に大きい効果と言えます。各事業部門の担当者の与信管理意識も向上してきたように思います。なお、担当者がRM格付を見て、判断が難しい場合には法務部に相談することにしています。
また、内部統制システムを運用していくうえでも販売先だけでなく、仕入先・外注先の管理も重要です。リスモンのサービスを導入した結果、管理レベルの向上が図れました。
Q.他社さんにお勧めしたいリスモンのサービスはありますか。
第三者的に安全な与信金額が表示される「RM与信限度額」が重宝しています。RM格付は2年分の「格付変遷」が見られるので、上がり傾向なのか下がり傾向なのか、過去からの動きを確認しています。またRM格付に加えて表示される「短期傾向」にも注目しており、矢印が下向きの場合は注意をしています。また、格付をつけるに至った理由が分かる「RM与信コメント」も参考にしています。
Q.リスモンへのご要望をお聞かせください
格付が下がった企業についてコールセンターに問い合わせることがありますが、回答をもっと速くしてもらえれば助かります。
Q.与信管理の今後の展開についてお聞かせください
全社の取引先データをリスモンのコードに紐付けをする作業を実施しています。取引先データの全てにリスモンのコードを振ることができれば、与信管理、債権管理業務をより効率的かつ効果的に行うことができるようになると思います。
今後、基幹システムの入れ替えを予定しており、RM格付をこのシステムにリンクさせ、全社で確認できるようにしたいと考えています。
リスモンより
RM格付をご活用頂き誠にありがとうございます!
現在クラウドサービスは、お客様の社内各システムから弊社与信管理に必要なデータを抽出、弊社サービスと連携させ、クラウド上で一元管理できます。是非ご活用ください!!
売上高 | 3,361億円 (2016/3期) |
---|---|
従業員数 | 7,835名 (グループ計) |
業種 | 物流システム総合メーカー |
URL | http://www.daifuku.co.jp/ |